KN-206 KN式ランゲンドルフ氏温血動物心臓灌流装置、慈恵医科大式心臓灌流装置

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KN-206-A、KN-206-C は販売終了
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●KN-206-A 販売終了いたしました。
ランゲンドルフ氏 温血動物心臓灌流 装置
温血動物(モルモット・ウサギ)のランゲンドルフ法心臓灌流を行なう装置です。
循環ポンプ式の恒温水槽を使用しているため小型化されて使いやすくなっております。
恒温水槽:   金属製 W280×L300×H550mm
温度調整器: ロバートショウ温度調節器
攪拌機:    LP-15ポンプ循環式
ヒーター:   金属パイプヒーター 500W
ガートル台: 上下調節可能 移動台車付高さ約2m

●KN-206-C 販売終了いたしました。
Working Heart Preparation(心臓灌流装置 慈恵医科大式)
1895年、ドイツのランゲンドルフによりラット摘出心灌流法が報告されて以来
3/4世紀以上もの間、この装置が各国で使われてきました。
しかし、この装置は簡便な半面、大動脈だけをカニュレーションして逆行的に
心臓を灌流するため、生理的状態からかけ離れているという点を持っています。
その後、Morgan、Opieらにより手を加えられましたが、いずれも心臓が灌流液
をpumpするものではありませんでした。
その後、1967年、米国のNeelyはこれを生理的状態に近づけるため、左房と
大動脈をカニュレーションして心臓を灌流しました。これが心臓灌流装置です。
さらに、動脈カニューレ中の大動脈流出路に、一方向性バルブを設け、
心臓の拡張期に冠血管へflowが逆流するのを阻止することにより、
虚血を誘発できるischemic modelを考案しました。
現在まで、虚血の誘発法としては、冠血管の結紮が最も広く用いられていまが、
ラットでは技術的に困難なことと、虚血を起こした細胞と正常の細胞が
混在するという欠点を有し、心筋全体の代謝状態を見るには不適でした。
これに対して、一方向性バルブはglobalな虚血を作製できるばかりでなく、
ランゲンドルフ法、心臓灌流法を組合わせて実験できるため種々の条件で
灌流が可能となるという利点を有しています。
<灌流装置の構成>
Oxygenating reservoir
Mechanical pump
Left atrial reservoirと心房カニューレ
Aortic pressure chamberと動脈カニューレ
Aortic bubble trap
Heart chamber
組立式スタンド及び固定金具